「要、行ってくれるのか?」


会長がそう言うと要は頷いた。

「提案者の俺が行った方が、買い出しも楽でしょうし。それに……」


要はそう言って私の顔をチラッと見た。


「それに…なんだ?」


「何でもありません。」


要はそう言って爽やかに笑った。


(絶対何かある……)


私はそう思いながらも要と一緒に買い出しのため、アパートに向かった。