「ったく!逃げ足だけは 早いんだから!」 久住さんは呆れた口調で言った。 「大丈夫?良かったら、使って」 久住さんはの僕にタオルを 渡してくれた。 「ありがとう」 僕はタオルを受け取った。 「服、着替えてきたら? 今日、体育があったから、 体操服あるでしょ? 床は私が拭いておくから」 「ありがとう」 僕は久住さんの好意を受け、 着替えることにした。 久住さんは誰にでも 優しく接してくれる。 そんな久住さんは 僕の憧れだった。