息が止まりそうなほどに
強く抱きしめられたとき

ただ胸がくるしくて
涙があふれた

熱い胸
伝わる鼓動

嘘が嫌いな私と
嘘つきなあなた

握った手を離されて
やさしく笑われて

春の月が冷たい手をのばして
あなたを攫っても


最後まで言えなかった


好きだった