通学カバン おそろいのストラップ 前髪を切りすぎたと言った君の 恥ずかしそうな顔 半熟の夕日が町を染めるころ 君がくちずさむあの唄が 風となってこころを包む どれだけ転んでも遅刻しても しかたないなと笑ってくれる君の 温かな手に涙 こぼれて やさしさはいつも君がくれる 今さらそれを 幸せだと知った