「安藤どうだった?」

「俺?体育は当然5!!」

「それは当たり前!!」

「んーまぁぼちぼち?
俺、そんなに頭悪くねぇから。」

「そうなの!?」

「そうなのってお前失礼だな…。」

「陽は!?
って聞くまでもないよね…
オール5…?」

「うん。」

「ですよねー…。」

「戸田!!」

「うわっ…えっと…はい!!」

「いい返事だ。
でももうちょっとこの成績何とかならんのか…?」

「え…?」


あたしは恐る恐る通知表を覗きこむ。



「なに…これ…?」