はるのおでこを触る。


「右の方…ちょっとこぶになっちゃったかも。」

右の方から倒れたからか…

ちょっと腫れてきた。

湿布とかどこにあるのか分からない。



不意に、保健室のドアが開いた。


「はる、大丈夫!?」

「見舞いに来てやったぜー!!」

「あれ?バスケもう終わったの?」

「うん!!一応勝てましたー♪
はるのリードがあったからね。」

「良かった…
じゃなきゃはるが起きたとき気にするよ。」

「だと思った。
だからちょっと本気で頑張ったよ!!」

「ありがとう。笹川さん。」

「笹川のシュートすげーの。はるに負けねぇくらいの成功率!!」

「そうなんだ…
その興奮分かるけどさ久哉、ちょっと声のトーン落として…
はる、寝てるから。」

「おぅ…悪ぃ。」