青空の紙ヒコーキ

「冗談だよ。

それにしても…。」


陽は視線を落とす。


「卒業まであと1年…だね。
なんだか早くない?」

「そう…だね…
でも卒業とかて言われてもイマイチピンとこない…」

「あはは。俺も。」

「でもさ…陽。」

「ん?」

「卒業したら…
この学園とはバイバイなんだよね。」

「そ…うだね。」

「みんなで…
ここで毎日会うことは出来ない…んだよね?」

「そうなる…かな。
それぞれ別の進路を選ぶからね。きっと。」

「それを考えると…
ちょっと寂しいかも。
卒業のことを考えると…。」

「うん…」


前まで、卒業ってそんなに考えたことなかった。

でも、もう迫ってるんだ。

あと1年。

この学園で過ごせるのはあと1年だけ。

梨絵、安藤…そして陽と…

毎日楽しく笑い合っていられるのは1年だけなんだ…。