「もう…3週間くらい経つんだっけ?
はるが陽くんに告白されてから…。」

「あーもう!!
それを言わないで!!」

「だって、それを言わなきゃ話が前に進まないでしょ?」

「それは…そうだけど…。」

「っていうかはるが避けてるだけなんだからね!?
陽くんは普通にしてくれるじゃん。」

「そう…ですね…。」


あたしは梨絵の言うことに頷くしかない。

実際そうだった。

冬休み中にクラスで集まったりしたときも、陽は普通だった。

あたしだけ。

あたしが変。


ていうかあたし…


「つまんない…毎日。」

「へ?」

「陽がそばにいるのが当たり前すぎて…

今がすごくつまんない。」


これが正直な気持ちだった。

避けてるのは自分なのに…

すごい勝手だ…あたし。