次第に緊張がとれ、

それからはホームに

座り込んで二人で

他愛もない話を続けた。



未唯と話していると、

何もなくても笑いが込み上げてきて、

つい笑顔になってしまう。

なんだか…今までにない

不思議な感覚だった。

さっきまで無駄に

緊張していた自分が

嘘のようだった。


時間はとても早く過ぎていき、

下りの電車が着た。