『少しずつ水の冷たさを感じなくなって来たこの頃ですけども、花粉が結構大変な時期ですよね。皆さんは大丈夫でしょうか?
 K・Kさんから頂いたお便りに、わたしの対談記事読みましたとありましたが、そうなんです、写真まで載せちゃいましてね、カメラマンの方がきれいに撮って下さったので、お見合い写真にでも使おうかなと、もう手遅れ?ブースの外でディレクターがそんな事言ってますが、無視しましょ。

 感動した映画で『奇跡の人』とありましたが、どんな映画なんですか?という事で、わたしはDVDで観たんです。
 これは、ヘレン・ケラーの少女時代を描いた作品で、ヘレンは目も見えない、耳も聞こえない、話せないという障害を持った女の子だったんです。生まれながらの障害を持ってしまったが故に、彼女は心を閉ざしてしまうんですね、そこへ、家庭教師として赴任したアニー・サリバン先生が、彼女に言葉を教えて行くんです。
 どうやって覚えさせるかと言うと、指で物を触らせ、手話でそれを教えて行くんですけど、なかなかヘレンは覚えようとしないんですね。他人に心を開かないというのもあって覚えようとしなかったの。それでもサリバン先生は根気よく教えて行き、ついには言葉を覚えるんだけど、このシーンでわたしはボロボロ泣いちゃいましたね。
 実は、わたしが今の仕事を選んだきっかけが、この映画で言葉の力といったものを感じたからなんです。
 という訳で、最後の曲は映画『奇跡の人』から、サントラ盤でどうぞ……』