チーン

「「「ありがとうございましたー」」」

結局あたしは、颯が選んだ携帯の色違いのパープルを買った。

颯はかなり恥ずかしかったらしいけど。

「もうっ!買ったはいいけど、ここ二度とこれないじゃんかー…」

あの後、店内のお客さんと、店員さんにチラチラ見られて…

あぁ…あのたくさんの視線。

寒気がする…

「いいじゃねぇか。李衣は俺のって示すみたいで」

ポッ

…くーそー…なんでコイツは、すぐあたしのことを赤くさせんのかなー…

「んん?また赤くなってんのか?可愛い奴だな」

………!?!?!!!

「なっなななななななななな何っ!!」

「『な』多くね?」

確かに…じゃなくて…

「かっ可愛いっていった?!?」

きっと空耳だよねー

「いったよ?」

優しい笑顔の颯にキュン…ときめいた。

むきゃー!!!ときめくんですけど。

人型兵器だ…これで人類征服できるよっ!