あたしはステージ中央で手を振る廉を見つめた。 なんだかステージに立ってる廉は、 あたしの知ってる廉であり、 あたしの知ってる廉じゃない。 普段廉は口数が少なく、わりとそっけない。 だけど、そこから溢れ出す優しさがある。 今あたしの目に映る廉。 明るくって終始笑顔。 感じはいいんだけど…、 学校で見せる廉とはかけ離れたものだった。 ふいに胸がぎゅっーと締め付けられるような感覚に陥る。