地雷を踏んだような、 甘党の人がブラックのコーヒーを飲んだ時のような、 とてもとても、 苦い顔。 しばらく困ったような顔をしていた廉だったが、ようやく口を開いた。 「秘密。」 これが、廉の答え。 あたしは廉の心には、これ以上入っちゃいけないような…、 そんな感じがした。