廉side


俺は裏門へと続く道を急いでいた。


今日の屋上での密会。


かなり気まずい雰囲気流れていた。


俺、今更ながら気づいたんだ。


鈴は、やっぱし不安だったんだ。


あの時、気づかなかった俺は、なんてバカなんだろう。


なぁ、鈴。


こんなバカな俺を許してくれ。


その変わり、


鈴が望むなら、何度でも愛を誓う。

鈴が望むなら、何でもしてやるよ。


それぐらい、


俺は鈴に惚れてるんだ。


俺には、鈴しかいないから。