そんなこんなで食堂がざわつき始めてきた。 きた!! このざわつき…。 廉がいるに違いない!! あたしはいつだかと同じように、食堂の机に飛び乗った。 …やっぱり廉だ!! 女の子の大群が見えるもん!! 『廉ー!!』 あたしは机に乗ったまま、力限りに叫ぶ。 どうしても、気づいてもらいたい。 廉と話したい。 廉がふとこちらを向いた。 そして視線が絡まる。 気づいた!!