廉との距離はいつだってそう。 近いようで遠い。 手を伸ばしたら、 届きそうで届かない。 いつだって一歩手前で逃げてしまうんだ。 ……。 なんだか心がしんみりしてきちゃった。 こんなのあたしらしくないよね!! 頬をペチンと叩いてやる気を取り戻したあたしは、再び廉との連絡の取り方について考え始めたのだった。