俺はここで回想をやめた。 これ以上、思い出したくない。 テレビの電源をブチっと乱暴に切る。 梨花子の顔なんか見たくない。 リモコンを投げ捨てて、ベッドにダイブした。 今は、寝たい気分。 寝てしまえば何も考えなくて済む。 俺は静かに目を閉じたのだった。