『…で、何があったの??』 ハァハァと肩で息をしながら、たどり着いたは屋上。 息を切らしてるのにも関わらず、あたしは真っ先に質問した。 「あのね…、」 絵理はそう言いながら身を寄せる。 あたしも真似して身を寄せた。 絵理から聞いた話は想像してないものだった。 まさか、ここで廉の過去を知るなんて、思いもしなかったんだ。