『あのね、あたし、初めて廉と屋上であった時、嬉しくてたまんなかった。 屋上に会うようになった時なんか飛び跳ねるぐらいだったんだから。』 麻理は今までにないぐらい真剣な表情をしてる。 何も言わないけど…、 時々頷いてくれるのが「聞いてるよ」って言ってるみたいで安心した。 『その時は、廉と話してる時は勿論、廉が来ているかチェックするのでさえ楽しみだった。 大げさだけど、すんごく幸せで…。』