ねぇ、廉。 廉はあのとき、 「鈴。俺も鈴のことを…。」 この後、何が言いたかったの?? わかんない。 わかんないよ、廉。 あたしはどうすればいいの?? こんなに廉を思うと苦しいのに、廉のこと嫌いになれない。 大好きなんだよ、廉。 もう、好きじゃなかったころには戻れないの。 出口には戻れなくって、 ゴールも見えない。 あたしはとんでもない迷路にハマったみたいだ。