『私、許可とってくるニャッ』
冷や汗をかきながら席を立つとパッとお客様Bに手首を捕まれた。
「内緒で良いじゃん、ね?」
ね? じゃねぇよぉお!?
「ね?良いじゃん。」
『あ、えっと…』
ギリッと手首を掴む手に力が入れられる。
『い゙っ…「失礼ですがお客様?」
『わ、…猫君!!』
猫執事名“猫”の渡辺君がお客様の手をギリギリと掴んだ。
漫画の王子様みたいだよぉ…!!
「い゙っ…!!
テメェ、客相手に「客?貴様はここの客には値しない。」
渡辺君が冷たい目をしてお客様Bを見る。
お客様Bが店内(クラス内)を見渡すと皆が二人を迷惑そうな目で見ていた。
「…チッ!!行くぞ!」
BがAを呼んで豪快に出て行こうとすると渡辺くんがAの腕を掴んだ
「か・ね。食い逃げは許せないので。
…にゃん?」
萌えー!!!!!!
間近はヤバいっす!!!!!
「っ誰だよてめぇ!」
「…我輩は猫である。」
渡辺くんの言葉にお客様A、Bは怒りを顕にして出ていったが、それ以外のお客さまはどっと湧いた
雰囲気が一気に良くなった…
渡辺くん、凄い…!