「希乃?どうしたの?」


佳乃に話かけられた。


家に帰る途中だったみたいだ。


「早く子猫を助けないと
いけないのっ!!
助けないと死んでしまうかも
しれないのっ!!!!!」


私は切羽詰まった状態で
早口で言った。