「ほ、本気で恋愛講座なんてするつもりなの?」
そんな風に顔を傷つけて。
今となっては、自分のことだけでも、手一杯なはずなのに……!
そんな疑問に。
わたしの腕を掴む、刹那の手は緩めない。
「……だから、だ。
俺の怪我で、やろうと思ってたことと内容変更するから。
これを純粋に『恋愛』の『講座』ととるかどうかは、あんた次第だけどな」
言って、刹那は、ぐい、と睨んだ。
「この映画の完成を願うのは、俺だけのわがままってだけじゃねぇ。
兄貴との夢でもあるんだ」
「……刹那」
那由他さんは、刹那の話を遮るように声を上げたけれども。
刹那は、構わず、話を続けた。
「この映画に関わっていた、好きだったやつを亡くしたのは、俺だけじゃねぇ」
「……刹那。
いいんです。私は……」
「ちっとも、良くねぇ!
俺の彼女のマネージャーは、兄貴のものだったんだから!
死んじまった、あいつらの為にも。
優奈には、例え短い時間であっても。
いろんなことを見て、経験して。
少しでも『生きた』演技をしてもらわねぇと困るんだ……!」
そんな風に顔を傷つけて。
今となっては、自分のことだけでも、手一杯なはずなのに……!
そんな疑問に。
わたしの腕を掴む、刹那の手は緩めない。
「……だから、だ。
俺の怪我で、やろうと思ってたことと内容変更するから。
これを純粋に『恋愛』の『講座』ととるかどうかは、あんた次第だけどな」
言って、刹那は、ぐい、と睨んだ。
「この映画の完成を願うのは、俺だけのわがままってだけじゃねぇ。
兄貴との夢でもあるんだ」
「……刹那」
那由他さんは、刹那の話を遮るように声を上げたけれども。
刹那は、構わず、話を続けた。
「この映画に関わっていた、好きだったやつを亡くしたのは、俺だけじゃねぇ」
「……刹那。
いいんです。私は……」
「ちっとも、良くねぇ!
俺の彼女のマネージャーは、兄貴のものだったんだから!
死んじまった、あいつらの為にも。
優奈には、例え短い時間であっても。
いろんなことを見て、経験して。
少しでも『生きた』演技をしてもらわねぇと困るんだ……!」



