「桜花のお父さんなんだろ? なんで、 桜ヶ丘小学校を取り壊して 原子力発電所なんか……」 「……お父さん、 桜ヶ丘小学校が嫌いなの。 それに桜が大嫌いなの。 これを機に原子力発電所を建てて 取り壊しちゃうんだ……」 消え入りそうな声で 桜花は呟いた。 「そ、そう…なんだ」 俺はもう何も言えなかった。 桜花は静かにずっと泣いていた。