甘い魔法②―先生とあたしの恋―



あたしの懸命でへたくそな告白が終わっても、先生は何も言わなかった。

微動だにしない先生に恥ずかしさと不安が交じり合って、あたしは先生に巻き付けていた腕を解く。

そして、先生を覗き込んだ。


「先生? 何か言ってよ。恥ずかし……」


あたしの言葉を遮ったのは、先生の胸。

覗き込んだ瞬間に力強く引き寄せられたせいで、あたしは勢いよく先生の胸にぶつかった。

咄嗟に身体を起こそうとしても、背中に回された先生の腕がそれを止める。


「……なんで急にそんな事言い出したんだよ」


胸から響く先生の声。

穏やかに聞こえる声に、あたしは少し考えてから答える。


「諒子に、スキンシップとか言葉で伝える事が大切だって言われて……。付き合うようになってから言ってないなって思ったから。

……必要なかった?」


あたしの問いに、先生は少し笑ったみたいだった。

優しい音色の声が耳をくすぐる。