【完】不良な君の甘い蜜

「お金ならあるよ!預金が!」



「一体どうやって手に入れたお金なんよ、それ。八重ニートて。」



力を込めて言う私に対して、しんしんは相変わらずほんわりと答える。



そういえば、しんしんは夏休みの後半から夜にバイトに出ているからそんなこと言えるんだ。



でも職種が彼女のまーやんにすら謎なんだよね。



しんしんいわく、「三人が来たら煩くて仕事にならん。」らしい。



ホント、一緒の家に住んでるのにこの男だけは謎だよ。