「だからって『同時進行男』はないよ(笑)」
メイド喫茶に帰ると
無断で教室を出て行った奈緒を
怒った梓が向かいいれて…
奈緒の拗ねたような顔に気付き、
話を聞いていた。
空いている教室は生徒のたまり場になってしまってるため、
仕方なく階段の踊り場で話を始めた。
階段は3箇所あるため、
1番端にあるこの階段を使う生徒は少なく
人通りはあまりなかった。
階段からは奈緒のクラスのメイド喫茶が少し見えて…
奈緒達と当番を後退したメイド姿の女子が客を呼び入れていた。
「亮どんな顔してた?(笑)」
梓に会いに遊びに来ていた武史が楽しそうな表情を向ける。
ホストクラブをしている武史の派手なスーツ姿は
はっきり言ってすごく違和感がある。
褒めちぎっていた梓の手前、奈緒は何も言わなかったが…
かっこいいのに、爽やかなイメージの武史は
派手なスーツよりもリクルートスーツの方が似合う。
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