急に飛び出した奈緒を
女子生徒はもちろん、
亮も驚いた表情で見つめて…
4人の視線の先で
奈緒が泣きそうな表情を浮かべていた。
『退学になって傷付いてるんですよね…?』
山本の言葉が頭に響く。
確かに、それは…
全部全部あたしのせいで…
それは謝っても謝りきれないし
償いきれない…
影で色々噂されてるのも知ってる…
『桜木先輩、水谷さんに罪を押し付けられたんだよ』
『今まで守られときながら勝手だよね』
『桜木先輩も水谷さんに関わらなければ無事卒業できたのにね』
そんな陰口を叩かれる度…
胸が
痛かった…
根も葉もない噂だったらいくらでも聞き流せるのに…
その噂は…
全部本当だったから…
ずっと…
ずっと苦しかった…
それでも
亮の傍にいることが
最大の償いだと思ってた…
でも…
本当は違ったんだ…
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