「陽介、ゴメンね・・・・私・・・勝手に・・・勘違いして・・・
しかも、後つけるようなまねして・・・」



ギュッと渡された写真を胸元に握って、俯いた。



すると、



ふわっっと



腕の中に包まれた。



「俺の方こそ、ゴメン・・・でも・・・
お前が、事故にあったときは、
生きた心地がしなかったよ、
呼んでも起きねぇし、マジ焦った」



陽介の腕が、私の体を、ギュッと強く抱きしめた。



「ゴメンね・・・
私・・・私が悪いの・・・
陽介にちゃんと聞きたいこと聞かなかったから・・・」



もっと、ちゃんと謝りたい。



もっと、ちゃんと聞きたい。



もっと、伝えたい。



言葉まで、気持ちに押しつぶされて



出て来ない。