時間よ止まれ。
ルリを私から奪わないで。
この幸せが永遠に続いて欲しい。
幾度となく思うこの思い。でも、決して叶いはしない。
無情にも時間は刻一刻と過ぎていく。永遠などありはしない。
「・・・や、サヤ!」
「!?あ、な、何?」
「何?じゃないよ。此処に皺寄ってる。気難しいこと考えてた?」
「ううん。違うし!今日の晩ご飯の事だよ」
「・・・そう」
「うん!」
考え過ぎた。今はルリと居る貴重な時間。こんなこと、考えている場合でもない。
ルリに心配かけまいと、咄嗟に誤魔化した。
「このケーキ、本当に美味しい!!サヤいくらだったの?お金払うよ」
「えっ!?良いよ、気にしないで。私が好きで買ったんだし」
「サヤ、私が知らないとでも?サヤは何時も月末はピンチでしょ」
ルリはやっぱり鋭い。何も言い返せなくなった、私は黙ってルリから目を反らした。
「やっぱりね。はい。ケーキ代」
私に渡されたケーキ代は、高すぎる値段だ。
「ちょっと!?これは多すぎ!!たかがケーキ、そんなに高く無いから!!」
「良いじゃん。私の気持ちも入ってるの。気にしないで」
このお嬢様は、金銭感覚がおかしい。
多い分を返そうとしても、ルリは受け取ってくれなかった。
もしかして、私が今月ピンチだから、助けようとしての事だろうか・・・。
全くルリには頭が上がらない。
ルリを私から奪わないで。
この幸せが永遠に続いて欲しい。
幾度となく思うこの思い。でも、決して叶いはしない。
無情にも時間は刻一刻と過ぎていく。永遠などありはしない。
「・・・や、サヤ!」
「!?あ、な、何?」
「何?じゃないよ。此処に皺寄ってる。気難しいこと考えてた?」
「ううん。違うし!今日の晩ご飯の事だよ」
「・・・そう」
「うん!」
考え過ぎた。今はルリと居る貴重な時間。こんなこと、考えている場合でもない。
ルリに心配かけまいと、咄嗟に誤魔化した。
「このケーキ、本当に美味しい!!サヤいくらだったの?お金払うよ」
「えっ!?良いよ、気にしないで。私が好きで買ったんだし」
「サヤ、私が知らないとでも?サヤは何時も月末はピンチでしょ」
ルリはやっぱり鋭い。何も言い返せなくなった、私は黙ってルリから目を反らした。
「やっぱりね。はい。ケーキ代」
私に渡されたケーキ代は、高すぎる値段だ。
「ちょっと!?これは多すぎ!!たかがケーキ、そんなに高く無いから!!」
「良いじゃん。私の気持ちも入ってるの。気にしないで」
このお嬢様は、金銭感覚がおかしい。
多い分を返そうとしても、ルリは受け取ってくれなかった。
もしかして、私が今月ピンチだから、助けようとしての事だろうか・・・。
全くルリには頭が上がらない。