「…多分行くところ同じだと思うんだけど。」
「は?」
「だから、由実んとこ。つまり君の家でしょ?」
「今更何の用?」
「今更って言われると反撃できないけど、由実に全て話すつもりで来たんだ。」
「あっそ。」
「あ、怒んないの?」
「考えて決めたんでしょ?」
「でもこの前も俺同じこと言ったけど?」
「あの時は勢いで言ってるように見えたから。
今は多少なりとも考えてそう言ってるように見える。
考えてそれが一番いいって決めたんなら、そこについてあたしは文句を言えない。」
「ふぅん…すっきりっていうかさっぱりしてるんだね。」
「あんたに比べたらどんな人間も真っ当よ。」
「そりゃそーだ。」
マンションの玄関まで来て、彼女がロックを解除する。
「お姉ちゃんの許可取ってんの?」
「いやー?無連絡。」
「じゃ、ここ通らないで。」
「んなつれないこと言うなって。」
そう言って俺は無理矢理彼女を押しながら自動ドアを通り、エレベーターのボタンを押した。
「は?」
「だから、由実んとこ。つまり君の家でしょ?」
「今更何の用?」
「今更って言われると反撃できないけど、由実に全て話すつもりで来たんだ。」
「あっそ。」
「あ、怒んないの?」
「考えて決めたんでしょ?」
「でもこの前も俺同じこと言ったけど?」
「あの時は勢いで言ってるように見えたから。
今は多少なりとも考えてそう言ってるように見える。
考えてそれが一番いいって決めたんなら、そこについてあたしは文句を言えない。」
「ふぅん…すっきりっていうかさっぱりしてるんだね。」
「あんたに比べたらどんな人間も真っ当よ。」
「そりゃそーだ。」
マンションの玄関まで来て、彼女がロックを解除する。
「お姉ちゃんの許可取ってんの?」
「いやー?無連絡。」
「じゃ、ここ通らないで。」
「んなつれないこと言うなって。」
そう言って俺は無理矢理彼女を押しながら自動ドアを通り、エレベーターのボタンを押した。



