「向坂…。」
彼女はどうやらかなり驚いているらしい。
持っていたポテトがポロっと落ちた。
「なんで帰ってないんですか?こんなとこ、他のバイト仲間に見られたらサボったってバレるじゃないですか!
俺、綾瀬さんは高熱が出たらしく家で休んでるって言ったんですよ?」
「…ご、ごめん。
でも、家にいても考えちゃって…。ここ、うるさいからそれだけでも気が紛れるっていうか…。」
「ていうか、そんなちびちび食べるくらいなら俺にくださいよ!
おかげさまで腹ペコです!」
「あ、そうだよね…ごめん。食べかけだけどどうぞ。」
「いただきます。」
綾瀬さんが3分の1くらい食べたポテトに手を伸ばす。
…微妙に冷たくなってる。ったくどれくらいここにいたんだよ。
つーかハンバーガーにいたっては未開封だし。
「あの、そっちも食べないなら貰っていいですか?それ、てりやきですよね?」
「うん。どうぞ。」
「ありがとうございます。」
俺は綾瀬さんからてりやきバーガーを受け取って、ガツガツと胃の中に放り込んでいく。
「向坂は…なんかもう吹っ切れたみたい…だね。」
「え…?」
あまりにも綾瀬さんが力なく呟くから、危うくてりやきバーガーを落とすところだった。
彼女はどうやらかなり驚いているらしい。
持っていたポテトがポロっと落ちた。
「なんで帰ってないんですか?こんなとこ、他のバイト仲間に見られたらサボったってバレるじゃないですか!
俺、綾瀬さんは高熱が出たらしく家で休んでるって言ったんですよ?」
「…ご、ごめん。
でも、家にいても考えちゃって…。ここ、うるさいからそれだけでも気が紛れるっていうか…。」
「ていうか、そんなちびちび食べるくらいなら俺にくださいよ!
おかげさまで腹ペコです!」
「あ、そうだよね…ごめん。食べかけだけどどうぞ。」
「いただきます。」
綾瀬さんが3分の1くらい食べたポテトに手を伸ばす。
…微妙に冷たくなってる。ったくどれくらいここにいたんだよ。
つーかハンバーガーにいたっては未開封だし。
「あの、そっちも食べないなら貰っていいですか?それ、てりやきですよね?」
「うん。どうぞ。」
「ありがとうございます。」
俺は綾瀬さんからてりやきバーガーを受け取って、ガツガツと胃の中に放り込んでいく。
「向坂は…なんかもう吹っ切れたみたい…だね。」
「え…?」
あまりにも綾瀬さんが力なく呟くから、危うくてりやきバーガーを落とすところだった。



