『あたしと付き合って下さい。』


桜井くんは一瞬驚いた顔をした。


だけど、すぐに満面の笑顔になって…



「はい。」


って言ってくれた。



――この時、止まっていたあたしの時計は動きだしたんだ。



桜井くん…

何もかも諦めていたあたしに。


生きる希望をくれたのは、

――あなたでした。