やっぱりね。


そうなることは予想してた。


お母さんは厳しいけど、あたしの体の何よりも心配してくれる人だから。




お母さんの意見は正しいと思う。


あたしが走ったら…どうなるかわからない。


もしかしたら命も危ないかも知れない。


でも、あたしは走りたいんだ。


危険なめにあってもいいから。



それほど走るのが大好きだったんだ。



『お母さん。お願い。もうこれ以上わがまま言わないから。』