――陸Side――
『………っ……イヤッ!!』
振りほどかれた手を見つめる。
俺…拒絶された………?
もっと彼女の声が聞きたくて、引き止めようとしたのに……。
思いっきり拒絶された。
『滝本君…』
昨日は名前で呼んでくれたのに、今日は名字…。
一日でかなり彼女と遠くなった。
俺には触られたくない?
名前を呼ぶのもイヤ?
話していても、昨日のような笑顔は全くなかった。
目の前に彼女がいると…欲しくて欲しくて堪らない。
触れたい欲望が溢れて来る。
さっきだって…見上げられた瞬間、手が伸びそうになった。
『マリナと付き合ってる身で、杏ちゃんに関わるのは1番最低だと思うわ』
咲姉の言葉が、俺にストップを掛ける。
『………っ……イヤッ!!』
振りほどかれた手を見つめる。
俺…拒絶された………?
もっと彼女の声が聞きたくて、引き止めようとしたのに……。
思いっきり拒絶された。
『滝本君…』
昨日は名前で呼んでくれたのに、今日は名字…。
一日でかなり彼女と遠くなった。
俺には触られたくない?
名前を呼ぶのもイヤ?
話していても、昨日のような笑顔は全くなかった。
目の前に彼女がいると…欲しくて欲しくて堪らない。
触れたい欲望が溢れて来る。
さっきだって…見上げられた瞬間、手が伸びそうになった。
『マリナと付き合ってる身で、杏ちゃんに関わるのは1番最低だと思うわ』
咲姉の言葉が、俺にストップを掛ける。