「そんなことより・・・翔、学校大丈夫なの??」



「何が??」



「時間やばくねぇ??」



「あー、急ぐか」





のんきだな、なんて言いながら笑っているエロ輔。

改めてしっかりみると、この救世主である男は制服姿だった。

・・・・・二人が並ぶと、絵になる。

美形二人組み・・・・みたいな。

どうして年齢の違う2人が仲良いのかは不明だけど、驚いた。




しばらくあたしは、ポカーンと2人のやり取りを見ていた。

救世主である男が門の中に入っていくのを見届けたあと、あたしたちは寮へと出発した。