それが、ある日。 『少しだけ痛いかもしれないけれど、最初だけだから我慢していい子にしてたらおこづかいをあげよう』 これが自分の身体がお金に替わる。そう、知らされた最初の出来事だった。 それから何度も同じ行為を繰り返し、それが何なのか理解する前に複数の“客”を得ていた。 『おこづかい』に困ったことなどなかったのだと云う。