みのりは耳を疑った―――… そして 着信画面を見て 目を疑う―――… 部屋に鳴り響く着メロは… 『リトルマーメイド』 着信画面に表示された名前は… 『浅井さん』 …何これ 夢…? 鳴り続けるケータイに 緊張しながら電話に出た。 「…はい」 『もしもし… …わかる?』 ケータイ越しの浅井の声に… みのりのすべてが反応する。 テンポをあげて動き出す心臓 急に緩む涙腺 伸びる背筋… こんなにあたしを動かせるのは… 浅井さんしかいないよ… あたし こんなに浅井さんが好きだったんだ… .