「……ん? ここ、どこ?…」 「目、覚めました?」 目だけキョロキョロさせてる彼女の顔を覗きこんだ。 「あ、市井珠樹…」 「はい、そーです。 ここ病院です。 リビングで高熱にうなされてたんで運びました。」 「そう・・・・ゴメン・・・悪いわね、ありがとう・・・ って!今、何時!?」 そう叫んだ彼女は、 慌ててベッドから上半身を起き上がらせた。