リビングへ入ると、
美耶子の周りを皆が囲んで、
何かを見てる。
「どうしたの?」
珠樹と顔を見合わせ、
皆に問いかけた。
「実さん、やっぱりカワイーイ!」
何かを見て、それから、
私を見る、理子ちゃんと、由梨ちゃん。
「えー?、でも、俺、今の実さんの方が、いいナァー」
「俺もー」
って、
隼人くん、哲弥くん、
何?今の私って?
近づいてみると・・・
「・・・・ぃやぁーーー、美耶子ったら、
何、みんなに見せてンのよぉぉぉーーー!」
美耶子と出会った頃に写した写真・・・
すぐに
美耶子の手から、それを奪った。
「んもうっ、美耶子のばかぁーー」
「ふふふ、いーじゃないのよぉ、
昔の実、可愛かったんだから、
ねー、そうデショー?」
皆に同意を求める美耶子に
うん、うん、とみんな、頷いてるし・・・
もー、恥ずかしいったらー
「へぇー、ホントだ、
実、結構、可愛いよ、
でも、肌は、昔の方がハリあるケド・・」
いつの間にか、手に持っていた写真を奪われ、
珠樹が、じっくり見ていた。
は、肌って、どこ見てンのよぉ
「まぁ、いいじゃないの、
今日は、ケガした実を、励ますために、
みんな、集まってくれたんだからっ」
え?あれ?

