ラブ☆シェア


「実さん
こっちの2人
初めてですよね?」

由梨ちゃんが
お嬢様風の子と
スポーツやってます!
ってタイプの男の子
を紹介してくれた。


「理子ちゃんと哲弥くんね、
宜しくね」


「ヨロシクっす「実さん、カワイ~っ」」」


え?
か、カワイイ?・・・・


「理子ちゃん、そ、そんな、褒めたって、何も出ないわよぉ~」


年下の子にそんなコト言われたのなんて、
始めてだわぁ~、ははは


「さぁ、
これで全部出来たわよ~」

美耶子が、
テーブルに料理を並べ終えて、皆を呼ぶ。


「「凄~い「「すげぇ~」」」」


テーブル上には
中華のオンパレード、

定番の青椒肉絲、
エビチリ、卵スープ、
春巻、回鍋肉、
野菜サラダに杏仁豆腐


テーブルの周りに
集まり、
それぞれ、グラスに
ビールを注ぎ始めた。


ピンポーン♪


玄関のドアホンの画面を確認すると

珠樹とロン毛のカナタくん。


カギを開け
2人を迎えた。


「おかえり、珠樹」

先に入った
珠樹に視線を送ると


「実さ~ん
俺もいる前で
そんな色っぽい顔
しないでくれる~?」


珠樹の後ろから
ひょっこりと
顔を出すカナタくん


「べ、別にっ」


はははっ、と
笑いながら
靴を脱いで
玄関を上がる


私とすれ違い様

「あんまり長くしないようにね」


ニヤリと呟いた。


なにが長く?