「んもっうっ、珠樹のバカぁ」


風呂を出て、部屋に向かう廊下で、


何度も、言う実。


「だから、ゴメンって・・・
しょうがないだろ、
俺、健全な青少年だし?

でも、実も、
満足そうな顔してたじゃん」


「んもー、知らないっ」


頬が緩んでるぞ、実。


「ははははっ、」


どんな、表情でも、
カワイイよ、

俺、ホントに、
実が、好きだよ。



部屋に戻ると、
朝食の用意がしてあり、


昨日の夜は
そのまま寝てしまったから、

2人とも、
綺麗に平らげた。


そして、
帰る準備をして、


部屋を出て、
フロントへ向かった。