「実の言うとおり、高校の時の彼女だよ、
5年ぶりに会ったけど・・・

何だろう・・・あんなに好きだったのに、
正直、何の感情も沸かなかったよ」


『好き』という、言葉がズキンと胸に刺さったけど、


今は、目の前にいる彼は、私を選んでくれてる。


「でも、彼女は・・・珠樹のこと、まだ想ってるんじゃ・・・ない?
だって・・・・私、見ちゃったから・・・・その・・・・」


そう、彼女が彼の胸の中に飛び込んだところ・・・・


「不安だったろ? ホントにゴメンな、実、
あいつ、希(のぞみ)って言うんだけど、
結婚して、こっちに来たらしいんだ。

今、ダンナと揉めてるらしくて、
それで、久しぶりに会った俺に、泣きついてきたんだ

だけど、
もう、俺にはどうすることも出来ないしさ・・・」


「そうだったんだ・・・・」


余計なことばかり考えてしまった自分がとっても恥ずかしい。


「俺には、もう、実しか見えないからさっ」


そう言って、


私の首筋に、彼の唇が吸いつく。


「・・・っ・・・んっ」


「実、俺を信じろよ、

でないと、明日、滑んないで一日中、実を抱き続けるよ

実に触れるの久しぶりなんだからさ」


えっ?!


一日中は、私の身体がもたないでショっ・・・・


「信じる・・・から・・・、んっ・・ぁっ」


あっと言う間に、浴衣を剥ぎ取られ、


彼の身体を受け入れて、


胸の奥の不安を掻き消してくれるように、


彼は、何度も快感を与えてくれた。