「珠樹、お店終わったらちゃんと連絡してね」
「あぁ、実こそ、出掛けずにちゃんといろよ」
珠樹のお店では今日、カウントダウンパーティーが行われる。
私も、放送が無いから、誘われたけど、
あの煌びやかな空間は、やはりニガ手・・・・
お店が終わったら、二人で初詣に行く約束をした。
「隼人とかが来ても、ドア開けるなよ」
「え? 何で?隼人くんが?」
不機嫌そうなカオを私に向ける。
「あいつ、実に振られてから、遊んでないんだよ・・・
俺にしょっ中メール来るし、部屋にでも来そうな勢いなんだよな・・・・」
そういって、溜め息をつく。
「そんな、心配しなくても大丈夫じゃない?
だって・・・・・」
「だって・・・・?」
私の顔を覗きこむように顔を近づけた。

