メッセージの紙を読んでいくうちに、


私に宛てたものではないかと、気がついた。


こんな告白ってアリ?!


驚きと、嬉しさとで、パニック状態だった。


彼も同じ気持ちでいてくれたコトが半分信じられない。


涙がようやく落ち着いて、


自分の机に戻った。


桜井さんの姿を見つけたので、


「桜井さん、やってくれたわね!もうっ!」


少し文句を言ってやった。


「いーじゃねーか?! わざわざ局まで、あのメッセージ、お前に読んでもらいたくて、来たんだぞ! 無下にボツることできねーじゃん!」


「え?! 彼、ここに来たの?」


市居くん、私の仕事のことちゃんと知ってたんだ。


「あぁ、昼ごろな、お前、イイ男みつけたなぁー、どうせ、待ってんだろ?早く帰ってやれよ!」


私の頭をポンと叩き、自分の机に戻って行った。