ラブ☆シェア


過労と、極度の貧血と診断され、


3日間の入院生活。


その間、欠かさず、市居くんが、様子を見にきてくれた。


学校へ行く前と、学校が終わった頃、


入院してる病院が、市居くんの通う学校に近いせいもあったから、


何かと、気にかけて覗いてくれた。


時には、病院の食事は、味気ないだろうって、


自分で作ったおかずを持ってきてくれさえした。


本当なら、つまらない入院生活も、市居くんのおかげで、


あっという間に過ぎた。



そして、


3日間、市居くんが、訪れてきてくれるたび、


いろんなことを話した。


市居くんの家族のこと、


ホストのバイトのこと、


就活状況のこと、


いつもすれ違って、顔を合わせることが少なかったから、


その隙間を埋めるように、話をした。


彼と話していると、


穏やかな気持ちになった。