ラブ☆シェア

リビングの
TVの音量の隙間から、
確かに
声が聞こえた。



リビングを見まわし、
キッチンへと歩み寄る・・・と・・・



バサッ・・・・・



目の前の光景に、
心底驚き、
持っていたコンビニの袋が俺の手から落ちた。



背の高い、見覚えがある男・・・・



その男は、
俺の同居人の首筋に
噛み付くような勢いで
唇を這わせていた・・・・



「・・・ヤっ・・・、たす・・けて・・・」



茫然とその場で
動きが止まった俺の耳に



声にならない声が聞こえた。



ハッと、我に帰り、



「隼人っっ!!!!!」