TVの音と、キッチンでお茶を淹れるのに夢中で、 気がつかなかった・・・・・ 彼が、足音も立てずキッチンに来たことを。 紅茶の葉を取ろうとして、棚に手を伸ばした瞬間、 私の腰に・・・・ 彼の腕が巻きついてきた。 「キャッ! ちょっ、ちょっとっ!!!」 「・・・・・・」 無言で、私の腰に腕をまわしたままの彼。 「は、隼人くんっ! 離してっ!」