でも……、だって、じゃあどうすればいいんだろ。
隠すのも無理で、
忘れるのも無理で。
あたしの気持ちは先生を困らせるだけなのに。
……そう思っても、止められない。
分かってるのに―――……
どうしても、先生が好き。
……好き。
その気持ちだけが、守られるようにあたしの心の真ん中に沈んでる。
先生が、好き。
どうすればその気持ちに触れられるのか……あたしにも分からない。
『先生が好き』
この気持ちの追い出し方が……
あたしには、
分からないよ―――……
試合終了の合図の笛を聞きながら、グランドを後にした。
賑やかなグランドから遠ざかるにつれて、辺りを静けさが包み始める。



