今日は勉強はいいのだろうか。

 それともちょっと休憩中?

 カーテンから手を離そうとした時、右側から影が現れた。

 影は二つ。

 誰が来たのだろう。

 ぼんやりとした影からは、それが誰であるかはわからない。

 男か女かも。

 その影はぐっと近づき、そこで私はカーテンを手放した。

 嫌な事を想像してしまった。

 それ以上見たくなかった。

 私は頭を冷やしたくなって、着替えてウォーキングに出る。

 18歳になったこの日も、空には星が輝いていた。